沖縄の祭り 〜海人の祭典 ハーリー〜- 沖縄旅行人ネットリポート Monthly

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沖縄の祭り 〜海人の祭典 ハーリー〜


VOL.14 沖縄の祭り 〜海人の祭典 ハーリー〜

沖縄の祭り 〜海人の祭典 ハーリ〜ー
 初夏の沖縄で、もっとも活気ある行事といえば、何といっても「ハーリー」。県内各地の漁港では、サバニと呼ばれる伝統漁船を使ったレースが繰り広げられる。本来ハーリーとは、海人(うみんちゅ=漁師)による豊漁や航海無事を祈願するための祭り。それが最近では大衆化し、女性や子供、さらには旅行者でも参加できるイベントに。毎年、GWごろに梅雨入りする沖縄では、ハーリー鉦(かね)の音が響き渡ると、本格的な夏が訪れるといわれている。
ハーリーとは 那覇ハーリー 県内各地のハーリー ハーリースケジュール 2007年度版
ハーリーとは

ハーリーの長い歴史

 沖縄のハーリーは、今から約600年前の琉球王朝時代に、中国から伝来したというのが定説。五穀豊穣、無病息災、航海安全を祈願する琉球王府の大々的なイベントであったため、またたく間に本島各地へ伝播。宮古、八重山地方には、糸満の漁夫たちによって広められたという。廃藩置県や沖縄戦の影響により、長らく中断を余儀なくされたが、沖縄の漁師文化として、その後も途絶えることなく受け継がれている。

バラエティ豊かなレース

 ハーリーとひと口に言っても、内容はさまざま。航海安全・大漁祈願を行う従来の「御願(うがん)バーリー」をはじめ、地域の住民たちが職業別に対抗戦を行う「職域ハーリー」、また面白いところでは、故意に舟を転覆させた後、元通りに起こしてレースを続ける「転覆ハーリー」、女性対抗の「マドンナハーリー」などがある。そのほか、水上を泳ぐアヒルを参加者が泳いで捕まえる「アヒル取り競争」など、地域によってはレース以外のイベントも盛りだくさんだ。

ハーリーに使用する船

 毎年GWに行われる、那覇ハーリーで使用されるのが、乗員42名ほどの大型の爬龍船(はりゅうせん)。舳先と船尾に龍の彫刻が施されるなど、中国文化を思わせる色鮮やかな装飾が特徴だ。対して、ほかの地域では、沖縄の伝統的な小型漁船「サバニ」を使用する場合がほとんど。時代の流れとともに姿を消していった美しい木舟を、ハーリーでは見ることができる。サバニの大きさは地域によってさまざまだが、漕ぎ手、舵取り、鉦打ち合わせて11名程度が乗船する。

ハーリーとは

競漕を見ようと土手を埋め尽くす人々。ハーリーは、今も昔も変わらず人々に人気があった

ハーリーとは

橋の上から飛び降り、それから急いで船に乗り込む「流れ船」は、奥武島ハーリーの名物だ

ハーリーとは

浜に係留されたサバニ。大型船の出現によって、現在、ほとんど見られなくなってしまった
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那覇ハーリー

毎年GWに開催のビッグイベント

毎年20万人以上が観戦するといわれる、県内最大規模のハーリー。旅行客も楽しめるようにとゴールデンウィークに合わせて開催され、3日間に渡り、レースはもちろん、地元芸人によるお笑いショーやライブ、打ち上げ花火など、各種イベントが行われる。地方のハーリーとは違い、大型の爬龍船を使用するため、ダイナミックなレースが売り物。学生・職域・女性対抗の一般競漕をはじめ、伝統的な御願バーリー、また大会最終日には屈強な男たちが1分1秒を争う、本バーリーが見どころだ。そのほか、レースを観戦するだけでなく体験乗船も楽しめ、沖縄旅行の思い出づくりにもうってつけだ。
■開催日 5/3(木)〜5(金)
■開催地 那覇市那覇新港
■問い合わせ 098-868-4887
■地図はこちら
那覇ハーリー

那覇ハーリー

外国人も参加してレースを盛り上げる
那覇ハーリー

ライブステージもあり、見どころは盛りだくさん
那覇ハーリー

夜空を染め上げる、打上げ花火に思わずうっとり
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県内各地のハーリー

糸満ハーレー

 由緒ある漁師町らしく、当日は町中が大にぎわい。開催場所である糸満漁港の岸壁には、老若男女を問わず、大勢の見物客が訪れる。レースは、海の神様に航海安全や豊漁を祈願する御願バーレー(※)や、各村の選抜選手がタイムを競うアガイスーブ、アヒルすくい競争など、バラエティ豊かだ。

※古くは競漕船のことをハレブネと呼んだことから、糸満と港川ではハーリーをハーレーと呼ぶ
■開催日 6/18(月)
■開催地 糸満市糸満漁港
■問い合わせ 098-992-2011
■地図はこちら

港川ハーレー

 糸満同様、港川ではハーリーをハーレーと呼ぶ。レースは漁港へと流れ込む川の河口で行われ、そのため他会場とは異なる野趣あふれるレースが観戦できる。独特のものとしては、女性対抗レースがあり、ガーエー(威勢付けの応援合戦)も見もの。当日は近隣の小中学校が休校になり、約3000人もの見物客でにぎわう。
■開催日 6/18(月)
■開催地 八重瀬町港川漁港
■問い合わせ 098-998-2261
■地図はこちら

奥武島ハーリー

 ふだんは静かな奥武島も、ハーリーの日だけは特別。港は大勢の見物客であふれかえる。レースは本島と島とをつなぐ橋のたもとで行われ、ロケーションも最高。気軽に離島気分も楽しめてオススメだ。注目は、橋から海めがけて飛び込み、船に乗り込む「流れ船」。本島側の防波堤からもレースは観戦できる。
■開催日 6/18(月)
■開催地 南城市奥武島
■問い合わせ 098-948-7190
■地図はこちら

石垣島 海神祭

 石垣島で一番大きなハーリーで、通常「大海洋祭マンタピア八重山」というイベントと同時に開催される。地元漁師による「上がりハーリー」のほか、職業別にグループを作り競漕する職域ハーリー、女性によるマドンナハーリーも有名。当日は、島内にこんなに人がいたのかと思うほど見物客が港に集合。繰り広げられる熱戦に、エールを送る姿が見られる。
■開催日 6/18(月)
■開催地 石垣市石垣島石垣漁港
■問い合わせ 0980-83-6324
■地図はこちら
県内各地のハーリー

港の岸壁は見物客でいっぱいに。海人の町・糸満のハーレーだけあり、さすがにハイレベルなレース

県内各地のハーリー

河口を舞台に行われる港川ハーレー。カラフルに彩られた舟が、水を切って走る様子はとてもダイナミック!

県内各地のハーリー

島の素朴さを感じさせてくれる奥武島のハーリー。エメラルドの海にかかる橋の上からレースを観戦できる

県内各地のハーリー

石垣漁港で行われる海人祭。今年一年の大漁・航海安全を漁師たちが祈願する「御願バーリー」は必見だ
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ハーリースケジュール 2007年度版

粟国ハーリー

■開催日 6/18(月)
■開催地 粟国村粟国港
■問い合わせ 098-988-2255
■地図はこちら
阿波連ハーリー

■開催日 6/18(月)
■開催地 渡嘉敷村阿波連ビーチ
■問い合わせ 098-987-2323
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前兼久ハーリー

■開催日 6/18(月)
■開催地 恩納村前兼久漁港
■問い合わせ 098-964-2820
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伊江の海人祭

■開催日 6/18(月)
■開催地 伊江村伊江港
■問い合わせ 0980-49-2035
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第24回ハーリーフェスティバル

■開催日 6/18(月)
■開催地 恩納村 万座ビーチホテル&リゾート
■問い合わせ 098-868-7797
■地図はこちら
嘉手納ハーリー

■開催日 6/24(日)予定
■開催地 嘉手納町比謝川河口
■問い合わせ 098-956-1111
■地図はこちら
海野ハーレー

■開催日 6/24(日)予定
■開催地 南城市海野漁港
■問い合わせ 098-947-1100
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第29回名護市長杯争奪全島職域ハーリー大会

■開催日 未定
■開催地 名護市名護漁港
■問い合わせ 0980-53-7755
■地図はこちら
平安座ハーリー

■開催日 6/24(日)予定
■開催地 うるま市平安座島平安座漁港
■問い合わせ 098-977-8127
■地図はこちら
※写真提供 糸満市役所・八重瀬町役場・南城市役所
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